漢方出張記 – London

 2019年4月、ロンドンにある「Japan Foundation」と「Japan House」にて、漢方のレクチャーをしてきました。 一昨年のフランス、イタリアに続き、海外での漢方イベントは3回目。今回のイギリスは、ハーブの文化が暮らしの中にあり、植物医療も盛んな国ということで人々の関心は高く、会場に入れない方がいらっしゃるほど、多くの方にお集まりいただきました。

 今回は京都にある植物染めの「染司よしおか」さんの展示に合わせた企画ということ、また、私自身が染色を学んでいたということで、漢方でも染色でも使う生薬を中心にご紹介しました。イベントでは、陰陽五行など漢方の基礎から、日本と中国の漢方の考え方、漢方とハーブの共通点などの話をし、実際に生薬をブレンドしたり、漢方の軟膏「紫雲膏」を作るデモンストレーションを行いました。

 「紫雲膏」は「紫根(しこん)」と「当帰(とうき)」という生薬から作られていて、やけど、切り傷、肌荒れなどに効果があります。その紫根が紫の色を染色する際にも使われます。(生薬が並んだ写真の一番手前)他にも漢方と染色に使われる植物には紅花(べにばな)、黄檗(きはだ)、山梔子(クチナシ)などがあります。吉岡先生の講演では、紅花で染色をしている時は、冷たい水を使っても手が冷えきらないと仰ってました。血行を良くする効能があり、入浴剤にも使われる紅花の特徴的なエピソードです。

 今回訪れたロンドンでは、植物のサプリメントやスキンケアが充実しており、植物が日常に根付いている印象を受けました。日本もこれまで以上に植物や自然と暮らす時代になりつつあります。杉本薬局はこれからも漢方と染色をはじめ、暮らしに役立つ漢方や植物の研究に関わっていきたいと思います。

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